ワキガの人にとって、どんな油を摂るかは、ことのほか重要です。
油の良し悪しによって、体臭が変わってくるからです。
このコーナーでは、「ワキガの人が注意するべき油」を解説します。
なぜ、ワキガにとって「油の質」が重要なのか?
なぜ、ワキガにとって「油の質」が重要なのでしょうか?
それは、「油=脂」は、皮膚の皮脂腺から絶えず分泌されているからです。
ですので、悪い油を摂れば、体臭が強くなってしまうのです。
ワキガにとって注意すべき油
では、ワキガの人は、どのような油に気をつければ良いのでしょうか?
1.「動物脂」には注意
基本的に、脂肉はワキガの人にとって天敵です!
なぜなら、肉の「脂分」は、体内にこびりつき、体臭を悪化させる可能性があるからです。
牛・豚・鶏は、人間より体温が高い!
実は、牛や豚や鶏は、人間より体温が高いです。
- 牛の体温⇒38.0~39.5℃
- 豚の体温⇒38.5~40.0℃
- 鶏の体温⇒41.0~42.0℃
…といった具合です。
そして、人間がこれらの肉を食べると、体内でその脂分が固まってしまうという説があるのです。
「動物肉」を食べると、その脂分がなかなか溶けない!?
なぜかと言うと、牛の脂分は「牛の体温」である38度以上にならないと溶けないからです。
同じように、豚は39度以上、鶏は41度以上…つまり、その動物の体温以上にならないと、その脂は溶けないのです。
ちなみに、人間の体温は約37度です。
ですので、人間が動物肉を食べると、その脂分がなかなか溶けないと言うことになるのです。
焼肉が冷めた後の「白い油の固まり」…
このようなものが、体に溜まる可能性がありますね。
固まった脂は、ワキから排出される!?
さて、では、人の体内で脂分が固まってしまうと、身体はどういう反応をするのでしょうか?
ワキガ体質の人は、体温を上げて、その脂を体外に排出しようとするのではないかと思うのです。
私は、その排出口が「腋」なのではないか?と考えています。
ワキガ体質+動物肉=体臭が発生しやすい!?
もしそうであるならば、ワキガ体質の人が動物肉を食べると
- 体温が上がり
- 腋に汗をかき
- 腋が脂っぽくベタベタし
- ワキガ臭が発生する
…ことになります。
もし、この説が正しいとすると、ワキガの人は肉食を減らせば、体臭が改善する可能性があります。
魚ならワキは臭くならない!?
ちなみに、魚の油はワキガにとってどうなのでしょうか?
実は、魚の体温は12~19℃なので、人間の体内に入れてもドロドロに固まることはありません。
ですので、魚の油がワキガを発生させる原因になる事は、まずないと言えるでしょう。
腋臭の人にとっては、魚は食べても大丈夫と言えそうです。
2.「植物油」でも安心はできない
では、植物油は大丈夫なのでしょうか?
実はそうとも言えません。
植物油でも、油の質が悪ければ、ワキガを発生させる可能性があります。
特に、以下の油には注意が必要でしょう。
化学精製された油
植物油の中には、「化学精製」された油があります。
これは自然の油ではないので、身体が「防御反応」を示すことがあります。
そうなると、体は、ワキから油を排出するようになり、ワキガになります。
ですので、植物油も、良く吟味して購入しなければなりません。
特に、「原材料」や「抽出方法」には注意を払って下さい。
本当は、自然食品店で、しっかりしたものを購入するのが一番良いです。
酸化した油
酸化した油は身体に悪いですし、匂いも臭いです。
安い中華料理店や揚げ物屋などでは、古くて酸化した油を使っている事が多いです。
ワキガの人は十分に注意して下さい。
遺伝子組換え油
「遺伝子組換え」の原料を使っている油は多いです。
大豆・なたね・とうもろこし…などの輸入物は、ほとんど遺伝子組換えでしょう。
遺伝子組換え自体、「人間の身体にどのような影響を及ぼすか?」が、まだ完全には解明されておらず、安全性が確立していません。
ワキガの人だけでなく、健康でいたい人は、十分な注意と警戒が必要です。
たねっとさんのブログを参考にしてみてください。
どの油が「遺伝子組み換え」かわかります。
まとめ
今回は、ワキガの人が注意するべき「油」を解説しました。
- 動物脂
- 化学精製された油
- 酸化した油
- 遺伝子組換え油
…には注意がひつようです。
特に「動物脂」は、体内に溜まりやすいので体臭の元になります。
気をつけましょう。
人間にとって、身体の中に入れる油は大切です。
ぜひ、質の良い油をセレクトしてくださいね。